Pollo alla stimpirata (シチリア風鶏肉のアグロドルチェ)

昨夏、息子がイタリアを旅していた時に、滞在先のシチリアでマンマイレニアが作ってくれた料理らしい。夏のシチリアは連日45度を超える暑さで、お酢を使った料理はイタリアでも暑気払いになるのかな。これも冷たくして食べるそうです。

イレニア、彼女はもともと私たちの友人で、私たちが20年前に出会った時はもうすぐ結婚するという可愛らしいお嬢さんでした。私のマンマは料理が上手なの！と実家に招いてご馳走してくれたっけ。料理上手なそのマンマはノンナ(おばあちゃん)になり、娘さんのイレニアも今や15歳の息子のいるマンマです。そして彼女も彼女のマンマのようにお料理が上手です。
息子は彼女の家に2週間ほど滞在させてもらい、彼女からたくさんのシチリアの家庭料理を教えてもらったようです。pollo alla stimpirata もそのひとつ。シチリアのシラクーサ界隈の郷土料理で、stimpirataとは臭みを消したって意味らしい。 元々は野生のウサギの料理だったらしく、野生の肉の臭みを消す意味があったみたいですね。
特別なものは何も入っていないけれど味わい深いマンマの家庭料理です。芽キャベツのソテーとチャービルを添えて。

今回使用した器はこちらです

黄釉皿
径21cm 高さ3.3cm