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サルマ ドルマ サルマ

サルマ
イタリアでの2年間の留学を終えて帰国する時、日本にまっすぐ帰ってしまうのが淋しくて、ギリシャを旅してアテネから帰国しました。
アテネには語学学校のときの友達がいて、自宅に招いてギリシャの家庭料理でもてなしてくれました。そのとき彼女のマンマが作ってくれたドルマデスは、葡萄の葉で米や干し葡萄を包んだもので、初めて食べる葡萄の葉っぱの美味しさに感動したのを覚えています。その味が忘れられなくて、帰国直後は、葡萄の葉っぱをキャベツで代用してドルマデスもどきを作ったものでした。(キャベツの葉で包む料理もあるそうです)。
この春に越畑の我が家のすぐ近くに越してきた若いカップルは、彼女の方がトルコにルーツを持っていて、ドルマの話で大盛り上がり。ちょうど今日本を訪れている彼女のマミーが越畑に滞在している間に、作り方を教えてもらうことになりました。無農薬の葡萄の葉っぱはご近所から分けてもらい、やっぱりドルマが大好きな友人も呼んで、トルコ料理のレッスンです。
彼女もマミーもお肉を食べないので、フィリング(詰め物)は玉ねぎとお米とブルグル(挽き割り小麦)と、トマトペースト。後で挽肉の入ったバージョンのレシピも教えてもらい、自分では2種類作ってみました。フィリングを葡萄の葉っぱに包んできっちりと鍋に詰め、トマトペーストとオリーブオイルを溶かした煮汁で炊いていきます。最初は見様見真似、茹でた葉っぱが破れないかと恐る恐る巻いていましたが、手早く要領の良いマミーの手元を見ながら、私たちもどんどん手早くできるように。いったいいくつ巻いたでしょうか。お鍋の中はぎっしり3段のサルマ。
そう。トルコではこの料理はサルマというのだそうです。トルコ語の動詞でサルマクは巻く、ドルマは詰めるという意味なのだとか。葡萄の葉に包むこの料理は中央アジアから北アフリカまであちこちに見られる料理らしく、その国によって少しずつ呼び方も違うのでしょうね。でも今回作ったのは、トルコルーツのマミー直伝の正真正銘のサルマです。サルマには必ずヨーグルトを添えていただきます。
この味!まさか本物が越畑で食べられるなんて!

 

サルマ

 

 

 

今回使用した器はこちらです

白釉オランダ皿
白釉オランダ皿
径21cm 高さ2cm

トルコ釉ゴブレット
トルコ釉ゴブレット
径9cm 高さ7.5cm

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